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縄文杉を見に屋久島へ ~まさかの粉砕骨折編~

縄文杉を見に屋久島に行ってきました。

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東京から鹿児島。鹿児島から乗り換えで屋久島に。

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プロペラ飛行機、初めて乗ったけど着陸時に風にあおられめっちゃ揺れて怖かった。

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お宿はペンション。
角部屋空いてるからこっち使えばと、YOU達こっちにしちゃいなよ!と見晴らしのいい部屋に変えてくれました。あざす。

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食事は出してないそうです。屋久島は観光目的上、早朝や夜遅くに戻ってくる人が多く、小さなペンションでは色んなニーズにこたえて食事を提供するのが難しいそうです。

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周辺パトロール中に焼酎の三岳がお土産やで1400円で売ってたので購入したのだが、50メートルほど歩いたところにある酒屋に行くとなんと900円台で売っていた。
しまった!やられた。

居酒屋で夕食。

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トビウオのから揚げ

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色んな魚

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とにかく美味しかった。気がする。飲みすぎました。


次の日朝4時に出発。
混むかもしれないとタクシーを呼んでたんだけど、結果的に登山道空いてたのでバスでもよかったかもしれない。
弁当屋で頼んでおいた弁当を受け取り登山口へ。

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我々が一番ノリっぽい。テンションが上がる。
でも姉さん、僕達はこの時まだ知らなかったんだ。あんな結末を迎えてしまうことに…。

暗闇の中、朝食弁当を食べて出発。

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トロッコの線路の上をひたすら歩きます。
枕木の幅に合わせて歩幅を合わせて歩くので少々歩きずらい。

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最初はスタンドバイミーチックで楽しいんだけど、そんな景色が2~3時間も続くので途中で飽きます。

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大株歩道入り口。ここから普通の登山になります。

トイレもここが最後ってことで寄ってみると、便器が虫だらけでヒェーーーッって感じ。とても体の弱い部分を露出する勇気が無かったのでスルー。

色々ブログ等見ててここからが大変と気合を入れてたんだけど、ここに来る前に色々山を登っていたので個人的には丁度いい感じ。


ウィルソン株

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ハートに見えなくもない。

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大王杉

夫婦杉

と、縄文杉にたどりつく前にも大きな杉が一杯。


誰ともすれ違わないし抜かれなかったけど、前方から団体がやってきた。
「あんた達が一番だよ。今誰もいないよ。もうちょっとだから頑張れー」
昨晩は山小屋で一泊してきたらしい。


屋久島は世界遺産になってから大人気で、この時もGWだったので人がいっぱいいたらどうしようと思ってたけど、人が少なくてよかった。

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しばらくして縄文杉に到着。

見晴らし台があって近くまでは行けないようになっていた。

ココに到着するまで、大きな杉をいくつか見て大きな杉に見慣れていたのか特別大きな感動は無かったが、写真では伝わらないけど、やはり圧倒的な風格。
誰もいない見晴らし台でしばし休憩することに。


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縄文杉からしばらく下山したところにある夫婦杉近くの休憩所で昼食をとることにした。
時刻はまだ午前中の9時。ちょっと早い気もするけど。
でもこれが判断ミス。もうちょっと下で食べようと言えばよかった。


30分ほど休憩して出発する事に。

先頭を歩きだそうとしたところ、後ろで「アッ」っという言葉とナニか鈍い音がした。

振り返ると連れが倒れていた。
どうやら段差を踏み外して転んでしまったらしい。

「大丈夫?」
声を掛けるが返事がない。またまたー。一人コント良いから、早く行かないと日が暮れるぜ?

再び
「大丈夫?」
と声をかけてみる。
が、返事がない。ただの屍の様だ…。いやいやいや、目空いてるし。

自分の声が届いてはいるようだが、とにかく反応が無い。

顔を覗き込むとおでこが真っ黒で陥没しているように見えてゾッとした。

え!?これマジ アカンやつとちゃうん?
べーって。ぱねーって。

でも、よく見ると葉っぱだった。

良かった。でも良くない。
ヤバい状態は変わらない。

10分ぐらいだろうか。とにかくこちらの問いに反応が無い。
うううぅ・・
うなっているので意識はあるようだけど。

一気に焦りが出てくる。

救助を求めるにも、登山口までここから4~5時間はある。ダッシュで下山して14~15時に救助が呼べたとしても、またここに戻ってくる頃にはもう夜だ。
仮にヘリを呼んだとしても、こんな山奥。え?そもそもいくらするんだっけ!?

なんだろう。本土にいるとなんとかなりそうな気もするけど、圧倒的秘境感が不安を増大させる。

アタフタしているとようやくこちらの問いに単語で答えてくれるぐらい回復してきた。
良かった。生きてた。

頭うったのかと思ったがそうでもないらしい。意識はちゃんとある。

でも立ち上がることも困難なようだ。それから何分くらい経っただろうか。
ツアーの団体が上がってきた。

「大丈夫ですか?」
ただならぬ雰囲気を読み取ってくれたのかガイドさんが声をかけてくれた。

ガイドさんが色々して問しているのに相変わらず言葉数が少ない。
代わりに答えてあげる。

どうやら腕が折れているらしい。本人は大丈夫と言うがだいじょばないだろう。
三角巾で応急処置をしてもらう。
(後からわかったことだが、この時すでに二の腕が粉砕骨折。肩も脱臼してたとか)

何とか歩けるようになった。
が、普通の人が歩くより断然遅い。しかもここは山の中。下山も大変だ。

一時はどうなる事かと思ったけど、なんとか自力で下山できそうでとりあえず一安心。
足をやって無くてよかった。前に進めるだけでも良かった。

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でも色々考える。普通に下山したとしても4~5時間はかかる。
このペースだと最低でも倍はかかる。日の入りまで下山できるだろうか?
朝一番でよかった。

最終のバスは18時だ。最悪、電波の届くところまで自分一人歩いて下山してそこからタクシーを呼ぼう。

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色んなことを考えながら2人分のリュックを背負いゆっくり、ゆっくりと下山。

あれから沢山の登山客とすれ違う。
皆心配してくれて声をかけてくれるが、本人が意気消沈で答えないので代わりに答える。
「ちょっと転んじゃって。でも大丈夫そうです。有難う御座います。」
何回、何十回。しまいには自分も疲れてしまった。
「大丈夫です。」

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そしてすれ違った人たちが頂上にたどりつきUターン、また追い抜かされる。
一番最初に登ったのに、皆にぬかされて一番最後になった。

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山の中で白い三角巾で腕を釣りながらゆっくりと歩く人。
俺も色々山に登ってきたけどこんなの見たことが無い。白い靄がかかってきた。なんかそんな幻想的な景色と相まって森の妖精にも見えなくもない。いや、妖精なのかもしれない


屋久島の森はジブリのもののけ姫のヒントとなったところでもあるらしい。
やっぱりだ!
俺、屋久島の森で妖精にあったんだ!ほ、本当だってっ・・・。

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最初に応急手当てをしてくれたガイドさんともう一度すれ違った時に、登山口まで救急車をお願いしておいたんだけど、指定の時間までに下山できそうにもなかったので、おそらくこの人たちが最後の登山者だなって感じの夫婦にちょっと遅くなるけど、なんとか下山できそうなのでもし見かけたら待っててもらうように伝言をお願いした。

んだけど、なんと救急隊が迎えに来てくれた。

再度応急処置をして抱えて移動は困難という事で、結局みんなで歩いて下山することに。

話を聞けば、屋久島で怪我をする人は結構いるそうな。

先日も転んで首の骨を折った人もいるとか。
びっくりしたのが、そんな屋久島の山奥から人を乗せ担架担いて下山もすることもあるとか。
どんなにタフやねん・・・。恐るべしレスキュー隊。

なんとか日の入りと同時位に下山できた。


生まれて初めて救急車に乗った。
しばらく山道を走っていると車酔いでダウン。なぜか救急車に乗ってる中で一番体調が悪い人に自分がなってしまった・・・。
もう少しで何か出てきそうだったが、助手席に乗せてもらって何とかギリ持ちこたえた。
なんかスンマセン。


その後駐車場で自分だけおろしてもらって車を取って病院に。

何時間経っただろう。もう夜の9時だ。

宿は温泉付き。焼酎の飲み比べセットを予約して楽しみにしていたのだが、どうも無理みたいだ。
ホテルにはチェックインが遅れる事と、食事付きプランだったので、余りもので良いので部屋になんか食べ物入れておいてとお願いした。
それから何度も電話があった。色々心配をかけて申し訳ないです。

結局解放されたのは夜の11時を回っていた。
粉砕骨折に肩の脱臼。手術の必要があるとか、島で出来ないので帰ってからとなった。

まあとにかく生きてたので良しとしよう。

ホテルに着くと、先ほどまで電話対応している人が出てきた。
想像してたより大けがなので驚いていた(笑)

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部屋に入るとごちそうが用意されていた。なんか無理いって申し訳ないです。


速攻で温泉に入って、一人で晩酌した。

海沿いの見晴らしのいい部屋だったのに、寝て帰るだけになってしまった。


次の日

靴も履けない相方の手伝いをする。
老人介護ってこんな感じなんだろうなぁ。

空港に着くと、なんとまさかの停電で飛行機が運休だった。
なんて日だ!今日も一体なんて日だ!!

こんなことってあるの?

色々災難は続くもんだ。
個人的にはもう一泊温泉でもって気分だったが、早く病院に連れて行かねば。

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結局、鹿児島まで船で渡り、何故か購入した時よりも高い運賃で羽田までの振替切符を買って何とか帰ってこれましたとさ。
チャンチャン。


最近の手術の技術は凄いんですね。粉砕骨折のため腕になんか支え的なナニかを埋め込んだらしいんですが、三角巾もなしで過ごしてる。
外見も普通の人とわからないくらい。

まあ色々あったけど、生きててよかったよ。

山、しばらく誘えないなぁ・・・。
こうしてまた一人、登山部のメンバーがいなくなった。

みんな~、次どこの山登る?ねぇ、ねぇ?
みんな~、コッチこっち~♪

あれ?

みんな~?

みんな・・・

どこいってしまったんやろ・・・。


そのまま日本酒会に参加。

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日本酒会なのに気が付けば何故か焼肉屋の外でワインを飲んでいた。

また、屋久島に行ったって夢を見ていただけなのかもしれない・・・・。

きっとそうだ、そうに違いない。


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